ネパール、ロックダウン中 ポカラ滞在42日目。
2/29にネパールに入って、予定では、4/4に出国するつもりでした。当初1ヶ月の旅の予定が、伸びてー、伸〜びて、まだ帰国目処はたってません。
【ロックダウンの経過】
5/6に、ロックダウン、また延長になりました。
最初は【ロックダウンと国際線封鎖は3月末まで】でした。
そして、1度目の延長で【ロックダウンは4/7まで 国際線は4/15まで】となりました。
さらに、2度目の延長で【ロックダウンは4/15まで 国際線は4/30まで】となりました。
さらに、3度目の延長で【ロックダウンは4/27まで】となりました。
さらに、4度目の延長で【ロックダウンは5/7まで 国際線は5/15まで】となりました。
さらに、5度目の延長で【ロックダウンは5/18まで 国際線は5/31まで】となりました。←今、この段階にいます。
こんだけ延長重ねてくるとね、もはや延長も、「あーそうね〜」と、さらりと受け止めるくらい、慣れっこになりました（笑）
（チャイとビスケット いつもの朝食の定番）
なんか今はこんな感じかな…。
荷物はバックパック1つだけ。そこに神様がやってきて、時間と場所を与えてくれて、「さあ、あんたはここで何をするんじゃ？」って言われたとする。そんな実験があったら、ああ自分はこういう行動を選択するんだなって、のが分かった。
日々を過ごす。できる範囲は限られているが、できることをやって。今の状況を受け止め、今日できることを淡々とこなすことで、見えてくる変化を観察している。きっと気づいたこと、この経験は、この先の自分を助けてくれると思うんだ。
今は、毎日決まったルーチンワークを淡々とこなす日々を過ごしてる。毎日、朝早く起きて、夜早く寝る。規則正しい生活。それをただ毎日、全く同じ繰り返しで、40日間やってみたら、こんなこと感じたよ、って話。
（昼食は、パンとフルーツ 大体こんな感じて済ませてる）
【ロックダウンとヨガと旅が教えてくれたこと】
自分で決めて、毎日やってるのは、瞑想、お祈り、呼吸法、2回のアーサナ、読書、英語とサンスクリット語の勉強、TEDで興味ある話を聞く、、、と、いろいろ。
あーこうして書くと、ヨガ関係と読書と勉強ばっかや。ひとりアシュラムかよっ（笑）
（参照記事）
ネパールロックダウン中のポカラから（2） - Life is Simple
こういう時、自分のやりたいことが分かる。限られた空間、状況でも、ヨガはとても役に立つ。ヨガの知識はいろんな面から実行できるし、しかもタダで、心身に穏やかに効く。あと、大人になってからの勉強はいい。やらされ感がなく、結果を気にしなくていいし。読書だって、勉強にも、気休めにもなるし。
そんなんを、毎日同じルーチンワークで40日間やったら、こんな感じだった。以下、これ、自分の為のメモね。
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ある時期過ぎると、もう、かったるいとか、さぼろうとか、思わなくなってくる。
↓
時間がきたら、それを集中してやる繰り返しは、あれこれと、別の選択の為の思考が必要なくなる。
↓
そうすると、余計な心配や不安も沸いてこなくなる。今あるもので、充分やれてしまう。退屈もなく、不安もなく、不便もない。
↓
すると「マインドのシンプル化」が起きてくる。
複雑な思考が混乱を生むのに、対して、シンプルな思考が安定感（安らぎ、落ち着き）を与えてくれる。
◆それは、例え、目の前の問題が取り除かれなくても、心が穏やかでいることで、幸福は感じられる状態になるのが分かった。
◆自分を高めようという意識が、いいモチベーションを保つことになる。時間を無駄に使ってるって思わなくなって、焦らなくなった。この暇時間をどう過ごすか？そこが大事なんじゃないかな。終息後に元の生活にいいモチベーションで戻りたい、と思えてきた。
◆自分の役に立つことをやってたら、自然と誰かの為に役に立ちたいって思えてくるようになった。あ〜心って穏やかになれば、自然とそういう仕組みになってんだな、と。
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あと、他に気づいたこと
◆鳥をよく見るようになった。また、鳥のさえずりがよく聞こえるようになったこと。
◆物がなくても、全然平気だけど、もし身の周りに自然が全然なかったら、キツイと思っただろう。自然のもつ癒やしの力を、今、とても強く、身近に感じてる。
◆ヨガと瞑想をすることで、自然と繋がることができるお陰で、とても助かってる。頭空っぽになって、鳥の声をただ聞いてる。すると、ポーズが結局は瞑想になり、瞑想することが自然と一体になる。
◇でも反面、毎日がずっと一緒で刺激もないので、何日前に、何をしたか、全然記憶にならない。よく寝れるし、食べてもいる。日付と曜日をよく忘れる。それを思い出したところで、役にたたないから、またすぐ忘れるんだよね（笑）まあ、いいけど。
（夕食はテイクアウトで。モモとフライドライスとbeer レストランが全然開いてないんで、ほぼ同じものばっか食べてます。）
今回、旅という時間が、また今回のロックダウン体験を特別なものにしてくれてる。異国での異常事態の体験は、不便に思うかもしんないけど、実は僕は、あんま、そうは思ってなくって、、、
この旅に行く前に、こんなことを書いている。
naturallifeyoga.hateblo.jp
『安定、安心を望んでいないわけじゃないんだけど、もう１方で不安定を、緊張を望む自分がいる。トラブルを避ける一方で、トラブルを歓迎する自分がいる。』
『簡単な旅も、難しい旅も、短い旅も、長い旅も、どっちでもよかったりする。要はその密度の濃さだ。「生きてて良かった」「ここにいれて良かった」と思えるような時間を過ごせるかどうかだと思う。』
まあ、旅にでること自体が、非日常の体験を求めてるわけで。旅してても、想定内の出来事ばっかりじゃ、つまんない。こっちいけば安全、こっちいけば快楽という選択だけじゃ、息が詰まる。
刺激って言葉じゃまだ足りない。なんか、もっと切羽詰まったような、「緊張感」や「危機感」みたいなもんかな。日常において不足してしまうのが、それ。人生の宝箱の中から、「緊張感」や「危機感」をとっちまったら…駄目だろ。生き方が虚しくなる。いやらしくなる。
人生ラクに生きたい。ラクに生きるのに、僕はヨガという道具を利用してる。でもラクに生きるって、「緊張感」や「危機感」から目を反らすこと、そっちじゃないよなって、ほんとは、自分でわかってる。でも、分かってんのに、出来ないんだよな〜。人生は短いし、やりたいことをやる時間しかないのにね。頭で考えたって、意味がない。やる方法がわからなきゃ、経験するしかない。
だったら、何が起こるか分からないような、
そんな旅にいく。
旅先で、ロックダウン
うん、いいんじゃないか、と（笑）
いつも結局、僕は何がしたいのか？が分かった。
何処でも、どんな状況でも、心穏やかに過ごしたいんだな、と。できるだけ、シンプルで、ラクな方法で。それを今、ここぞとばかりに試してて、もし役に立つなら、今後にそれを持っていきたい。まあそんな感じ。
…という訳で、実験はまだ続くけど、まずは途中経過の報告でした。ロックダウンが開けて、もし感じることに変化があれば、また書きますね。よい時間を過ごしましょう〜。
