【お知らせ】帰国報告とクラスの再開
帰国しました。ポカラでの滞在は、計54日間でした。
当初の旅の予定は1か月間ちょっとで帰国のはずが、約2カ月延びました。が、たかだが、計3カ月の旅でした。夏前のいい季節に戻ることができました。そうそう、最近は、世界中のコロナの影響ですっかり忘れてましたが、1か月のヒマラヤトレッキングをしに、やってきて、トレッキング終了間際にロックダウンになって、空港が閉鎖されてから、帰国できなかったのでした。今も、ネパールのロックダウンは継続中で、国際線は6月末まで閉鎖です。(たぶん、まだ延長されるだろうと・・・。)
帰国報告をするのは、無事に自宅待機期間が終了してからしようと思っていたので、遅れてすみません。しばらく記事も書いてなくて、ご心配をしてくださった方々、本当にありがとうございました!
実は、ロックダウンの始まりと同様に、旅の終わりは突然にやってきた。ふと成田へのチャーター便の話がやってきて、急に流れは帰国の方向に向かうことに。
このチャーター便というのは、元々日本にお住いのネパール人の方たちが日本の家族や職場のもとに帰る目的のためで、日本人はついでに乗れますよ~的なものだった。
正直いって、チャーター便がでるなんて、まったく期待もしてなかったし、ポカラに居ても、特に危険も感じず、むしろ毎日、淡々とね、ヨガの練習しながら、ココロ穏やかに過ごさせてもらってた。
状況というのは、いろんな側面があるのが当たり前で、その捉え方によって、いかようにも捉えることができる。どの状況でも受け入れようと努力して、前向きに捉えようとしてたら、それでハッピーだと思う。
でも今回、チャーター便の話がやってきて、それじゃあと、ポカラから自宅まで帰る道のりをシュミレーションしてみたら、四万十の自宅までたどり着くには、いくつかの難関をパスしないといけなかった。
でもそれは、正直いって自分一人の力だけでは、不可能だったから、、、やるだけやってみて、もし、その条件が揃うことができたら・・・。
「いま帰る」その流れが来ているということ。
と捉えることにして、
あとは、それに乗っかるか、乗っからないかだ。
【今回の帰国までの流れ(いくつかの難関)】
[1] ポカラから空港までのチャーターバスがでるか、どうか。
→ 現地の親切なネパールの方たち、数人の日本人と協力して手配
[2] チャーターバスが空港に無事につくか、どうか。
→ 州ごとの厳しいチェック(検問)をいくつも越えました
[3] 成田までのチャーター便が買えるか、どうか。
→ 実際にチケット買えたのは、出発のギリギリ2日前でした
[4] 成田空港からのレンタカーが借りれるか、どうか。
→ 今回は利用者が少なかった為、借りれましたが、前回チャーター便の時は無理でした
[5] レンタカーに同乗する人が集まるか、どうか。
→ 同じ宿にいる日本人に声をかけて集めました
[6] 最後まで、無事に運転できるか、どうか。
→ 実際、950kmの道のりを旅の疲れを背負いながら、自力で帰るのはしんどかったけど、楽しかった
今回、どれもお金を払えば、当たり前にその場所まで運んでくれるという状況ではなかった。
当日どうなるか分からない、ほんとまさに、賭けのような帰国でした。
日本にいたら、移動の自粛制限くらいだから、公共交通機関が全くストップというネパールの状況は分かりにくいと思う。
ネパールのロックダウン下で移動するのは、現地で足を探し、人を集め、お金を払い、許可証をとり、という本当に大変です。(でも、それを現地の方が助けてくれました。)
さらに、やっとネパールを出国できたとしても、日本での検疫、自宅までの交通機関を使わずに帰る、14日間の自宅待機と…。またお金と、体力を使い、気力をそがれることが待っています。
いまの検疫制限では、成田近郊にお住まいの人は帰れますが、それ以外の人、地方在住者はラクに帰れませんよ。(別に文句はないです、でもこれが現状なんですよ。)だから、チャーター便がでたからといって、うゎーやったー帰れる!という風には、簡単にいかないんですよね。
そして、これは僕も体験して理解できたことですが、実際に、いまだ帰国できない人たちも、世界中にいっぱいいるし。
彼らは、帰らない人もいるし、帰れない人もいる。
もちろん旅人もいるけど、他国への出稼ぎ労働者がすごい数。みんな、お金の不安と、健康の不安を抱えている。そしてこの状況は、まだ先が見えてこない。ほんと彼らの為に、なんとか世界中も早く動いてほしい。祈るばかりです。
「こんなご時世に旅行なんてするから」と言うのはとても簡単で、僕が出発したのは、2月末。
現地で残ってる人も、ほとんどそれくらいか、その前からいる人たち。
ネパールのビザが閉じたのが、3月10日。
世界中で状況が急変したのが、3月半ば。ネパール全土の封鎖は、3月24日ですから。誰も分からないですよ、先の状況なんて。
だから、こういうことは自分たちにもいきなり起きる可能性があると思ったほうがいい。その方が将来に何かの役にたつ。学ぶことができる。そういう見方をしなければ、世界中でいろんな人々が苦しんでて、でも日本や自分の場所だけ、よければいいやっっていう、とってもエゴな見方(偏見)になる恐れがあります。それは自分の中の思いやりが問われます。
誰かを非難する側ではなく、誰かを助ける側になりたい。でも、実際にはずいぶん助けられてばかりです。
(※僕は、ロックダウンをくらったことは、全然不幸だと思ってなくて、反対にとてもとてもラッキーだったと見てます。前記事を見たらわかりますね。)
じゃあ今回、帰国できたのはラッキーだった?
タイミングというのは、人それぞれあって、ついてる、ついてないだけで、済ませるにはもったいないなと思う。じゃあ、そのタイミングを上手く活かせばいい、なんて、よく言うけど、実際には、そんな簡単なもんじゃないと思う。コントロールなんてできる代物じゃあないよ。
帰れたから、帰れたことで、やることも、問題もあるし。もし残っていたら、残ったでやることも、問題もある。じゃあ、結局なにが言いたいかっていうと、どっちでも一緒だったこと。テンション的には。あとは、タイミングがやってきたら、それはそれで自分に嘘をつかないように、常日頃からできたらいいな、と。(で、もちろん僕は今帰ることを選んだので、こっちでやることやります。)
では以下、出発から帰宅まで。短くて、長かった3日間の移動の記録。
(約2ヶ月お世話になった、ポカラの日本人宿のペンギンゲストハウス)
54日間、ほぼずっと室内で、外出しても限られた範囲、人間関係内でずっといたからね~。
まんま、隔離生活。
でも、それを楽しんでました。
(出発の朝 最後のショット)
宿のオーナーさんは日本語ペラペラで、ネパールのニュースを教えてくれたり、旅行会社に電話してくれたり、最後までとても親切にしてもらった。
ママの作ってくれるダルバートも、いつもおいしかった。
※僕がメガネかけてるのは、コンタクト液が既に切れてしまい、ロックダウンの為ポカラでずっと店閉まっていて、結局、最後まで買えなかった。
(集合場所でバスを待つ)
出発の日の朝、ポカラから空港までのチャーターバスを集合場所で待っている。
見送る人と、見送られる人。思いは様々だ。
ちなみにバスは、ここから直接空港だけ行く。
途中に食事休憩もなし。人との接触を極力避けるためなんだけど、、、うちらは病原菌かい?
(チャーターバスの道中)
道はこんなふうに、所々に封鎖ポイントがあって、バスは進んでは、いやほんとに、よく止まる。
また進んでは、また止まる。道は空いててガラガラなんだけどね、州ごと、町ごと、様々な検問に引っ掛かる。
(チャーターバス 検問中)
とくに長かったのが、首都のカトマンズに入る時の検問で1時間待たされた。
カトマンズに住んでいる人たちは、ポカラよりももっと状況が厳しくて、外出できる時間やエリアが決められているそうです。
カトマンズは、通り過ぎる建物がみなクローズしていて、こんなに人が多いエリアなのに、がらーんとしていたのは、不気味だった。
(カトマンズの空港に無事に到着)
結局、朝9時に出たバスは夕方の17時半に到着した。飛行機のチェックインが18時開始だから、いやほんと、冷や冷やしたよね。
(成田までのチャーター便)
お客さんは8割方、日本にお住いのネパール人。残り2割が日本人。彼らのリクエストのお蔭で、今回思わぬ帰国ができました。
ほんと、ネパールの方たちには、深く深く感謝です。
(成田からのレンタカーの旅 1)
やっと成田着いても、検疫まで約2時間機内で待機。順番に少しずつ呼ばれて、検疫もどうにか通過。でもね、これで自由の身…ではないんです。
帰国への後半戦の旅スタート
成田から四万十までの950キロの旅の始まり~
ぶっ通しの移動から、最後にくる、ぶっ通しですよ!(笑)
(成田からのレンタカーの旅 2)
ほぼ、ガラガラのトラックしか走ってない高速を走る、走る。
睡眠は?
いやいや、この3日間あまり取れてませんよ。大丈夫。運転交代しながら帰ってきたから。
ポカラから四万十まで、道中3日かかったよ。
というわけで、
ただいま。
こんな帰国は、今まで経験したことのない、ほんと魂に残る旅。価値観を、いろいろぶっ壊されるくらいの旅と経験。
トレッキング中もそうだったけど、ロックダウンを通して、ネパールの方達の優しさや温かさは、さらに骨身にしみたんだ。
恩返しをしに、トレッキングをしに、自然に会いに、いつかネパールにまた行きたい。
つまるところ、ほんと、いい旅だったなあ…。
状況状況で、生きることを選んでいた。
旅の余韻、まだまだあるうちに、
どうぞ、旅の話をほっこり聞きにきてください。
Kuni
【クラス再開のお知らせ】
長らくお待たせしました!
Kuniクラス再開です。
6月10日(水)~スタート
毎週(月)10:00~ ビギナーヨガ
毎週(水)19:00~ シヴァナンダヨガ
毎週(木)10:00~ ビギナーヨガ & 19:00~ リラックスヨガ
毎週(土)10:00~ 朝のゆっくりヨガ
と、ゆり子先生の
毎週(水)10:00~ ゆりこヨガ です。
1クラス 100分 1000円
(以前の分の回数券使えます)
当面は、このクラス体制でおこなっていきたいと思います。
ガチガチの体の固さとストレスを、YOGAでゆっくりほぐしましょ。
大丈夫、僕もガチガチですから。
一緒に時間かけてゆるんできましょ。 (^^;)
どうぞ、ゆっくり癒されにきてくださいね。
よろしくお願いします。