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ネパールトレッキング DAY10ー12(アンナプルナサーキット編4)

【12Mar Day10 ヤクカルカ標高4016m〜トロンハイキャンプ4900m (↑900m) 8キロ 7時間歩く】

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ヤクカルカ、4000mの世界。昨晩はかなり寒かった〜!−10℃はあったんじゃないか。日が暮れてからの気温の急激な下降が半端ない。寝る前に既に水道凍ってるし。


宿は毛布あるが、寝袋持参したほうが快適に寝れる。が、背負う荷物が重くなる。さらに水筒にお湯を買って入れると、湯たんぽの代わりなる。これが本当に助かる。あるものでなんとかなる(するしかない)

前半トロンフェディまでの道、雪道、ガレキ道、吊橋、1人の足幅しかない道それも、踏み外したら、谷底真っ逆さまな道まで、いろいろ。(反対側は山側なので、慎重に歩けば全然いけます。)



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今日の自撮り。吊橋をいく。


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こんな道を行く。今日も楽しいです。



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もう何ていうか、ただ広がる景色に、自分がなんでここにいるのかも、忘れる。


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氷河が見えてきた。左側の斜面に沿った細い道。あれを進んでいるとこ。歩幅1人分くらい。絶景だけど、足元しっかり見ながら、行かんとね。



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そして、後半トロンフェディから、ハイキャンプまで4400mからの500mアップ!距離は1キロ。でも、その1歩が小幅しかでない。息は切れ切れ、足は重く、でもゆっくりでも確実に距離を進めていく。だって歩かないと着かないもんなあ…。



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4500m過ぎた辺りから、ずっと雪道。アイゼンつけて、ゼーゼーハーハー上っていくと、


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そして、4900m ハイキャンプ到着。ハイキャンプの天空感半端ない。もう、雪しかねえ…。やり切った感が、溢れてくる。これが旅だ。


16時45分、日が落ちると、とにかく寒い!部屋の中、笑けるくらい、寒い!もうね、顔も洗わんでいいし、歯も磨かなくていいや、ってマジ思う。(磨いたけど)。布団にくるまるしかない。音楽聞いて気を紛らわそう。今までの人生で味わったことのない寒さだ。夕食食べたらとっとと寝るだけ、19時、でもなかなか寝れない。明日の雪道とどんだけ寒いかが不安だ。あとはやるだけ。






【13Mar Day11 トロンハイキャンプ標高4900m〜トロンパス標高5400m〜ムクティナート標高3800m (↑500m
↓1600m) 13キロ 10時間歩く】

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11日目。アンナプルナサーキットのハイライト、5400mのトロンパス越え。さらに500mアップした後に、1600m一気に下るハードな1日。早朝の5時30分出発。まだ暗いので、足元をランタンで照らしていく。最初から雪道スタート、でもトレイル(前の人達の踏み跡)は残されているので、それを1歩1歩進めていくしかない。しかし、寒い!着れる服を全部着たけど、寒い!動いていたら、まだいいが、止まるとすぐ寒くなる。


もうしばらくの辛抱だ、太陽が顔をだすまでの…。そして6時半になって明るくなって、気がついた!今日、曇りじゃん!(笑)高所では、曇りと晴れでは、全然気温が違う。難易度が変わってくる。


もう、すっごくスローで上る。それしかできない。でも、これ最後の上りだと思うと力が湧く。休んでも3分が限度、それ以上は体が冷える。


さらに、5000mを越えた風は、やばかった。冷たすぎる。これは体感しないと分からない冷たさ。絶対に休めない、止まれない。でもその風を経験したあたりから、景色が変わった。それは峠のゴールが近づいている景色だった。

3時間後、5400mに到達。写真とるために素手になった瞬間、もう手痛いからね〜。



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これが、トロンパス5400m到達地点。いきなりワープしたようですが、寒くて寒くて余裕なく、途中の写真撮れませんでした。



そして、あとは一気に下る(はずでした…。)下り始めると、今度は雪が〜降ってきた!雪はヤバい。辿っていくトレイルを消してしまうから。しかも、視界不良、こんな時のためにポールが、立っていて、道こっちだよって教えてくれる。そのポールを1本1本辿っていく、雪で、歩きにくくて、またスピードが出ないんだ、これが。
さらに3時間下る。やっと休憩できる茶屋に到着。あとは、ここから3キロで、ムクティナートの町へ到着する。やっと先が見えたとき、そこで飲んだお茶は大変美味しかった。



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茶屋の後、ホッとしたところで、やっと撮れた、今日の自撮り。




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ここは、一体どこだっていう景色の中を歩いた。
右下に先を歩くトレッカーの姿が。すごい景色ね。



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今日は、「良くやった」を超えました。「生き残ったな」という感覚。ムクティナートの宿で、温かいお湯で顔を洗った時、「有り難い」って心底思ったよ。







【14Mar Day12 ムクティナート標高3800m 移動なし 休息日】

昨日がハードだったのと、ムクティナートはヒンドゥー教の聖地なので、じっくり見たいんで、今日は観光日とした。トロンパス越えた、ムクティナートの町は、標高3800m。まだまだ高いとはいえ、いきなり物価安く、ネットも入り放題。それもそのはず、インドからの巡礼者もたくさんやってくる場所なので、人の出入りが多く、店も多くなんでも揃う。いきなり、下界感に戸惑う。でも、景色もよく、聖地の雰囲気のある、いい町だ。



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今朝は、気持ちいいくらいの青空



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朝に、宿の屋上から見た景色は、異国情緒溢れたものだった。皆さん馬に乗って、寺院に向かうところだ。通る時に、チリンチリンとロバの鈴の音がなる。



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朝、これから出発するトレッカー。今日は、見送る立場だ。



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朝のお散歩で、見た景色。ほんのちょっと丘に上ったら、こんな景色が待っている。



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ゆっくり休もうと、思ったが、ウロウロ楽しすぎて、散歩がとまらなかった。


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ここでは、タクシーが馬タクシー。バスで着いた人を乗せて荷物を運ぶ。



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町の通りは、露天が並び、そこを馬が通る。雰囲気のある町。


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犬が可愛いい顔してる


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雪山をバックに、馬が通る。 


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これがこっちの普通の家。すごく質素だ。


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聖地と呼ばれる由縁は、この町にあるムクティナート寺院だ。そこで見たものは、、、


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なんと沐浴!(お湯ではなく、水ですよ!)
もう1度いいますが、ここ標高3800mですよ!
まわり雪山ですよ!裸足で石の上を歩いて、冷水に体を浸かって、潜ってた。高度順応とか、全然関係なし。お爺さんも、お婆さんも、入ってた。



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108ある蛇口から流れる水を、頭からかぶる。もうね、見てるだけで、鳥肌。当たり前だけど、彼らはイヤイヤやってはいない。


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聖地というか、祈りというのは、すごくバワフルだ。インドの皆さん、ほとんどヒンドゥー教がメインなんだけど、いろんな宗教でも、そう、祈りは理由を作らない。「なぜ?これをするの?」って、考えさせない。「それは神が決めたからだ」いたってシンプルな答え。

答えは神が作る。人間が作れると思ったら、大違いだ。

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