ネパールトレッキング DAY7ー9(アンナプルナサーキット編3)
【09Mar Day7 ナワル標高3800m〜マナン3500m (↓300m) 9キロ 4時間歩く】
今日は、楽なコース。ナワルからマナンまで9キロ、昼12時にマナンに到着。午後はゆっくり過ごした。マナンの宿、部屋の中から絶景が見えて、しかも寒くない。
標高3000m以上でも、日中は体感10〜15℃くらいか。15時過ぎると風が強まり、外での体感5℃くらい、さらに日が落ちると0〜−5℃と、1日の寒暖差があり、だんだんとそれに慣れてきた。
だから、トレッキングも朝8時〜昼15時くらいの時間がちょうどいい。朝は元気に歩けるが、午後はバテバテ、写真も午後は日が陰り、雲がでるので、比較的、午前中に撮ったほうがいい。
ナワルの村、標高3800m。もうここまで上ってくると、泊まる村々すべて、目の前に美しい雪山の絶景が見える。朝、日が上る時間に、日が山にあたり始める、それを見ながら顔を洗った。なんて神聖な朝。
今日の自撮り。雪は所々あるけど、歩くのは問題なし。
景色がね…磨かれていくというか…
もう下界の俗っぽい感じが、なくなって、
風と空と山と大地しかない。
5色旗と青い空、インドのラダックを思い出した。
トレッカーがよく来る町とはいえ、そのシーズンは短い、限られている。それ以外の時期、厳しい寒さと長い冬をずっとここで暮らすって、想像できない。だから、祈りが必要だし、その密度は自然と濃くなっていく。
乾燥と冷たい風で、自然とドライフラワーになっていた。
(★情報その1 マナン情報)
マナンは、サーキット東側ルートのまずは目指す町。高度順応と何でも揃うのと、美味しいご飯が待っている。下から上ってくると、標高上がるにつれ、宿のごはんの物価も上がる。それが普通だが、マナンは物価休め。定価制の商店もある、ランドリーもある、パン屋もある!ここから5400m峠越えに必要なものを買い揃える最後のチャンス。僕は、防風用の手袋、厚めの靴下、アイゼンを一応買っておいた。(これが後でどれほど役にたったか)
でも、まだこの時期は50%くらいしか、店空いてない。トレッカーもまだ少ないから、べつに問題ないけど。人多いよりは少ないほうが、好きだし。
【10Mar Day8 マナン標高3500m〜アイスレイク4600m〜マナン標高3500m (↑1100m ↓1100m) 15キロ 8時間歩く】
今日は、マナンから日帰りで行けるアイスレイクまでのトレッキング(青線のところね)。アイスレイクは、標高4600mあるので、1100m上がって、1100m下りる。これは、いい高度順応になるのと、数日後にトロンパス(峠)を越える前のいい練習になる。しかも、日帰りなので重い荷物は、宿においときゃいい。軽装でいいので、めっちゃ気が楽!…のはずでした(笑)
歩き始めて最初は、村の小道を歩く気持ちいい道のり。しばらくすると、延々と2〜3時間上りが続く。標高3500mからの1100m上りって、体が重いし、1歩がスローにしか動かない。
さらに4000mくらいから、風が冷たくなり、雪がまだ積もっていて、ルートが分かりずらい。当然ペースが落ちる。休むと体冷えてくるので、休めない。
今日も朝から山を拝んで、
そろそろ、雪山の写真見飽きたでしょうか?
僕は全然飽きません(笑)
今日の自撮り。今回は、逆光バージョン。
ヤギを放牧する少女(右下)
何十頭も、この娘ひとりで扱ってた。もう手慣れた毎日の仕事だろう。それにしても、絶景。
絶景すぎて、ほんとに言葉でない
上って、上って、また絶景
頂上まできました。晴れてても、冷たい風が、吹き付ける。寒い〜!
頂上まできたけど…アイスレイクはどこ?ありませんがな。そう、この雪の下に隠れてる(笑)まあ、標高4600mまでは来たので、目的達成ということで、寒いんでとっとと、下山します。
帰りの景色。なんですか、この村の幻想的な景色は!ここは風の谷のナウシカですか。もうこれが見れただけで、アイスレイク見なくても、いいや。
途中、ヤギの大渋滞にも会いましたし、
マナンにもどって、ローカル食堂のかわいい女のコもみたし、
このローカル食堂のシンプルさと、簡素さに、感動です。もちろん清潔。真ん中に薪ストーブあって、右側がコンロと食器類、左側は商品の点列、これだけ!ご飯も大変美味しかったです。親子の微笑ましい暮らしを見ながら、食べる食事は絶品でしたよ。
(★情報その2 アイスレイク日帰りトリップ)
3月前半のアイスレイクは、上述のとおり、雪で見れない可能性あり。そんな理由で、本当はここから3日くらいかけていく、ティルチョレイク(4900m)も行く予定でしたが、止めました。でも、アイスレイク行くまで途中に絶景は、いくつも見れたので、結果的に、行ってよかったです。
【11Mar Day9 マナン標高3500m〜ヤクカルカ4016m (↑516m) 9.5キロ 4時間歩く】
今朝の温度−6℃。マナンからヤクカルカは、500mのアップ。マナンから最初に上るが、あとは緩やかな上りと下りで、歩きやすい。道がもう車道ではなくなり、トレッキングロードになって、歩きやすいし、景色もいい。
マナンからはトレッカーも増えて、みな同じ時間出発し、同じルートで上るので、多少混む。みな同じ道のりを目指す仲間だ。すれ違うときに、声を掛け合って、励まし合うのが、いい。アジア人は、ほとんど見ない。
今日の自撮り。本当に奥までやってきた感がでてる。
景色がいいから、疲れない。ぐんぐんと歩ける
見たいものが、すぐそこにある幸せ
立ち止まって、ずっと見たくなる
どこまでも絶景
マナンからは、これぞヒマラヤっていう景色が続く
1歩1歩が有り難い。
今日は、4時間だけ。標高500mアップの標高4000mに入った。3000m付近でもう5日間いることになるので、高度順応は一応できたと思う。明日で4900m、明後日で5400mまで、あと2日間で一気に峠越えま〜す。