【15Mar Day13 ムクティナート標高3800m〜カグペニ2800m （↓1000m） 10キロ 4時間歩く】
今日から、サーキット後半がスタート。ずっと下りが続いていく。ムクティナートから西側は、ジョムソン街道といって、ずっと車道を歩く道のり。だから、「面白くない」って理由で、トロンパス越えたほとんどのトレッカーは、ジョムソンまでジープでいき、さらにタトパニまでバスでワープする。実際に、ジョムソン街道で歩くトレッカーは全然見なかった。
でも、旅って見たことないのを見るのが、旅だと思うし、回り道を楽しむのも、旅だと思う。今回歩いた経験は、良いも悪いも自分に残る、その両方を経験するのが、それが旅の時間だと思うんだ。
まあ、急ぐ旅でもなし。今の時間をたのしんで、のんびり歩きたいんだ。
朝起きたら、かなり雪が積もっていた。屋根から雪かき。昨晩けっこう雪が降ったみたい。そのせいか、昨晩から、停電だ。ネパールでは、停電は珍しくない。今までも、よくあったし、暫く経つと復旧する。でも、まさかこの停電がこの後さらに4日間続くとは…思わなかった。
道に雪が積もってたので、ゆっくり遅く10時に出発。今日の目的地は10キロ先のカグペニ。カグペニまでは、トレッキングロードと車道があって、トレッキングロードのほうが遠回りでも、景色がいい。でも、雪道なので、車道のほうにした。今日は、ずっとジープのタイヤ跡を辿って歩く。
こんな道のり。でも車はほとんど来ない。
ムクティナート〜ジョムソン間は、アスファルトのとても整備された道のり。インドからの多くの巡礼者は、ジョムソンまで飛行機できて、ムクティナートへ車でやってくるからだ。
カグペニまでは、絶景が続いていく。
こんな村を通り、また次の村へ道が続いていく。
上り道の高山病ご用心の看板。
こっから先は、標高3800mだから、気をつけてって書いてある。
カグペニ手前、すごく景色のいいポイントがあった。
カグペニの村では、かわいい子牛が迎えてくれた。
【16Mar Day14 カグペニ標高2800m〜マルファ2670m （↓130m） 15キロ 6時間歩く】
午前中は、ジョムソンまで10キロ、3時間でつく。ジョムソンは、空港があるので（といってもすごく小さい、セスナ機だ。）この辺りでは、大きい町。今日は、ジョムソンの次の村マルファを目指す。
マルファは伝統的な石造りの美しい村、それとリンゴの名産地。道は、ジョムソン過ぎると、急にダートになり、田舎の村を通り、楽しくなる。この辺りからリンゴ畑が所々に見えてきて、歩いてて楽しかった。
こんな吊橋を渡る。雪解け水で茶色く濁った川の水が、勢いよく流れている。
ジョムソンの町過ぎると、もう雪がなくなっていた。
もう春だねえ。梅の花がきれいに咲いていた。
マルファの村。のどかな絶景。
名産は、アプリコットジャム、ドライリンゴ、アップルブランデー、リンゴのケーキ…どれも安くて、大変美味しかったです。
こんな村の中の道をお散歩。
楽しくてワクワクする。
マルファの村は、美しいし、子供が通りで、よく遊んでいる。こういう村は明るいし、楽しい。
薪を拾って、お母さんと家に帰る途中。
子供のいろいろ写真を撮らせてくれました。
今日で、停電3日目。ろうそくの灯で夕食をたべたら、部屋は暗いので、食べたら寝るしかないんだな。20時前には就寝。地元の人は全然あせらない。いつ復旧するかわからないのに。だから、こっちもなぜか妙に安心する。
【17Mar Day15 マルファ標高2670m〜カロパニ2535m （↓135m） 17キロ 8時間歩く】
さあ、まだまだ下りが続くよ。道のりが車道なんで、確かに飽きてくる。でも、たまに小さな村の中を通ったりするんで、のどかな田舎の暮らしを垣間見える。
今日は、こんな道。
下りは疲れませんが、肩に重たく、ぐっとくる。
雪山を降りてきても、まだずっと雪山を見ながら、緑の中を歩く道。
こんな田舎の小さな村で休憩。
小さな村でも食べたり、休むところは、だいたい揃っている。
これは老夫婦が薪を並べてるとこ。
屋根に積んで、乾燥をさせてから使うんだと思う。
小さな女のコから、ナマステーをもらった。
お菓子が欲しくて、外人通ると、挨拶してくれるんだけど、またその声が可愛いかったりするんで、元気になる。
