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Head Stand 練習法 vol.2

おまたせしました。Head Stand練習法の続きです。
Step1とStep2で、土台をつくり、なんとか膝を曲げながらでも、
足を床から離せるようになりました。でも、すぐ崩れて床に下りてきてしまいます。
まずは10秒間でもそこに留まれるまで、繰り返し練習してみましょう。
できなくても、だんだん恐怖心が薄くなり、土台が強固になっていきます。
そこで準備ができたら、次のStep3へ。

 



Step3 バランスをとる練習法
土台は下からつくっていきます。1つずつ順をおって、見てみましょう。
Head 1
①脇を内側にしっかり閉める
②腕を床から浮かないように、下に押す
③両手は、軽くにぎり、後頭部をやわらかく包み込む



Head 2
頭のてっぺんは床と垂直になるように、床につけます


Head 3
あたまから首、首から肩までのラインをまっすぐにする。
このとき、肩と耳が遠ざかるように、長~い首をイメージします


Head 4
肩から背骨をまっすぐに立てます。
(背中に板が入ってるようなイメージで)。
まっすぐなカベに背中をぴったりくっつけて、寄りかかって、
お腹をひっこめた状態です。
(これは身長を測るときの背骨を、
   そのままイメージしてみるといいです)



Head 5
お腹の重心が頭頂の真上にあるようにします。


Head 6
このとき重心は真下にストンと落ちて、フワッと離れる感覚があります。その感覚をつかみましょう。
そして少しずつ長くしていきましょう。


重心が真下にストンと落ちているとき、力は均等に分散されます。
腕や肩や首にかかる負担は最小限になります。
その結果、だんだん慣れてくると、腕や肩や首の力を抜くことが
できるようになります。



そしたらバランス感覚をつかみましょう。崩れそうなとき、普段は無意識に
体重移動をして、立て直しますが、ここを意識しておこなってみましょう。
バランスは大抵、前か後ろに崩れます。その対処法としては、

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(後ろに倒れそうなとき)               
→ 肘が浮きそうになります           
1)後頭部を支えている手を意識します。    
2)肩から肘のラインを意識してまっすぐ     
3)肘が床から浮かないようにします。 
     
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(前に倒れそうなとき)
→ 腕の真ん中あたりが浮きそうになります
1)お腹をひっこめます
2)背骨のラインを意識してまっすぐ
3)両腕が床から浮かないようにします。

バランスのとれた状態でゆっくりと10呼吸くらいできるまで、練習します。



Step4 力をぬく練習法
いよいよ最後の足上げをして完成です。
バランスをとる時には力を使いますが、バランスがとれている時は
力を抜いている状態を目指します。

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お腹の重心はしっかり固定です。
両膝は軽く閉じて合わせます。
最初は、この辺までしか上がらないかもしれません。 
そしたら足の力を抜いて、大きく息を吸い込みましょう。
お腹や胸がふくらむ力で自然と、膝が上がるのを助けてくれます。

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最後につま先をあげて完成です。意識は常にお腹に置きます。
(そのお腹の重心を見えない力で固定させるイメージで。)
最終的には、首や肩、腕のちからをゆるめていきます。
ここでStep1での土台作り、Step3でのバランスをとる感覚が活きてきます。

集中するためには、どこか1点を凝視する、

目をつぶってまっすぐなものをイメージする、

安定した呼吸の音に耳をすます、などがあります。

バランスを崩しそうなときだけ、必要な力をいれて、

あとはリラックスしています。

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