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何が正しいの?(ダルマの大切さ)

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「正しい」ってどういうことでしょうか?

 

この基準、この線引きは、毎日私たちがおこなっている「選択」そのものです。

 

私たちは、自分の親や、学校や、会社の上司や、国の政治家やTVが、「正しい」っていうことは、
必ずしも「正しいではない」ということを、理解しています。

 

ある国や文化では「正しい」ことも、
風習や場所や状況の違いによっても、
また違うところでは、「あてはまらない」と
いうことも、理解しています。

 

じゃあ、本当に「正しい」こと、
誰が見ても「正しい」ことってなんでしょうか?
ヨーガではそれをダルマという言葉で
表しています。

 

よくダルマを「法、ルール」という言葉でも表しますが、、、

でも私たちが一般に使う「法、ルール」という言葉
は、誰かにとって都合が悪い「正しさ」だったりします。それは不平等な「正しさ」だったりします。

人間がルールをつくるときには、こういった、
つじつまが合わないことがよく起こります。
でも、ダルマはそれとは違います。


「ダルマ」は、生き方として、
「ダルマに沿う生き方」
「ダルマに沿わない生き方」
というように使われます。

 

たとえば
私たちが、今「ただ生きて呼吸している」だけ。
それはダルマに沿っています。なんででしょう?
ある見方がそこにあります。

生きるのに必要なもの…
「食べ物、空気、水、地球」が必要です。
「この命を支えている体中の細胞の働きや機能」
が必要です。

呼吸するのに必要なもの…
「酸素と二酸化酸素」
代謝機能」が必要です。
では、それは誰がもたらすのでしょうか?

必要なものが、そこにあります。
必要な量とバランスが、そこにあります。
必要なタイミングが、そこにあります。

 

また、それがただ材料としてあっても
意味はなく、周りとの繋がりがあって
調和とバランスがうまくいってないと
いけません。

 

地球全体(宇宙全体)が1つの生命体という考え方がそこにあります。

その中に存在するものは、すべて必要であり、
役割を与えられています。
動物も、植物も、コケも、バクテリアも…
すべてが同等に役割があって、
そこに不公平さは全くありません

 

その役割をルールといったとき、
「ダルマ」という言葉を使います。

その役割とは、、、
地球全体(宇宙全体)と調和した働きをするということ。
相互に依存し、助け合うということや、与え合う

という、意味合いも含まれると思います。

 

全ての自然物はこのルールの流れの中に
いるのですが、人間だけが「選択する」
という自由意志があります。
でも逆にいえば、自由意志があることで、
人は悩み、学び、成長もできるのです。

 

何を選択し、行動を起こしていくのか?
その「行動」で何を手に入れていきたいのか?
富や快楽や安全をどうやって手に入れたいのか?

「ダルマに沿う選択」を選びます。
「ダルマに沿わない選択」を選びません。


そこには精神的な成長が必要となります。
ダルマは誰かが教えてくれるというものではなく、
自分がダルマを考えて、見つけて、育てていくと
いうものです。
毎日の選択1つ1つが、「学び」の材料という見方が必要となります。

 

この「精神的な成長=喜び」としたときに、
ライフスタイルとしてのヨーガが始まります。
ヨーガの実践方法には様々ありますが、
その目的がダルマと結びついていくことで、
世界の見え方が、より客観的になり、
日頃の「選択」がヨーガになります。
でも、それは終わりのない学びの道です。

 

今年は、コロナが流行ったので、
様々な「正しい」とされるルールがでてきましたが、
そのなかで「つじつま」が合ってたものは、
ありましたか?

 

同じように「社会の中のさまざまなルール」
「私たちが常識として扱っているルール」
の中にも、当てはめてみると、
またいろんなことが、見えてくるかもしれませんね。

 

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