ネパールトレッキング DAY16ー18(アンナプルナサーキット編6)
【18Mar Day16 カロパニ標高2532m〜タトパニ1200m (↓1332m) 20キロ 7時間歩く】
今日は、一気に標高を下げる日。そして、1番長く歩く1日となる。カロパニ〜タトパニまでの道のりは、ずっと車道。でも、すっごい悪路、バスやジープが通ると砂埃を被る。道は、重機を使ってガシガシ整備してた。いったい、いつになったら整備終わるのか、まだまだ当分は終わりそうになかった。
こんな感じで、大岩がゴロゴロまだ横に転がってる。
上から重機で、ガラガラ岩落としてたよ。
ここを通れってさ。
重機が止まるの待って、こんな道を踏み越えていく。まったくワイルドだ。
男はみんな肉体労働で道を作ってた。少年くらいから、働く。低賃金で、結構キツイ仕事だと思う。それも途方もなく、続く仕事だろう。
休憩に立ち寄った食事の女のコ。ネパリ(ネパール人)は、みんな子供を可愛がる。だいたいどの宿や、レストランでも、子供を見かけて、可愛がられてたよ。
途中の村、ガーサ。こんなのどかな景色。
川沿いのこんな道を車が通る。反対側、崖よね。
右側の道に、バスが通っているんだけど…。もちろん2車線じゃありません。バスもいく、同じく人も歩く。
タトパニに到着。よく歩いてきたので、腹いっぱい食べれるダルバート!おかわり自由です。
そしてビール!!
トレッキング中は、売ってても、標高高いと値段も高いんで飲めなかった。アンド、寒いと飲む気にもならない。タトパニの町は1200m、全然寒くねえ〜やっと飲める!ちなみに1瓶380ルピー(円)程。ネパールの物価を考えると、それでも高い。380ルピーで、ここではダルバート食べれるかんね。
【19Mar Day17 タトパニ標高1200m 休息日 移動なし】
チベタンブレット(グルンブレット)
朝食は、よくこれを食べる。ハチミツや、ジャムつけて。結構、腹にたまるんだ。
タトパニの町。上から降りてくると、物価安くて、寒くなくて、ホッとする。
まだ雪山見えるけど、だいぶだいぶ降りてきました。
そして、ここはに有名な温泉がある!(150ルピー)気になる湯加減は…すごくちょうど良かったです!!なぜ、今日を安息日にしたか?そりゃあ、ビールと温泉があるから(笑)温泉には、2日通ってました。そして、洗濯!そして、やっとやっと、タトパニで電気が使えました。これで、生き返った。
(4日間、電気断食を味わった感想)
日本ではなかなか味わえない体験だ。(やろうと思えばいつでもできるんだけどね。)残り限られたバッテリーの中では、スマホのたくさんあり過ぎる機能の中で、本当に必要なものしか、使わなくなる。それは、GPSと地図だ。1人で、ガイドなしでトレッキングするのに、「Maps Me」というアプリが必須。電波なくても、自分の場所が分かるから。
逆にSNSもメールも、その情報って全然必要なかったりする。自ずと、本当に必要なものに目線が変わっていく。また、電気なくても、宿に泊まれて、食事が提供されるので、生死にはまったく関係ないので、恐れや不安にならないのにも、気付いた。なければないで、なんとかなる(するしかない)。
その状況で何が必要か?何を切り捨てるか?考えるようになる。人間は、その時、その状況にあわせて生きていける。そのために、考える頭があり、工夫できる知識が備わっている。だからやたらと、恐れを増やす必要はない。逆に変化を受け入れないときに、必要以上に恐れたりする。頭で分かるもんじゃない、体験すれば自然とわかるもんだ。
【20Mar Day18 タトパニ標高1200m〜ゴレパニ2870m (↑1670m) 17キロ 8時間歩く】
今日は、1670mの標高差を一気に上がる日。最近ずっと下ってはいて、なまってきたところでしたが、それにしても、1670かよ。それも重い荷物持ってさ。…と、言ったところで始まらない。歩かなければたどり着けないんだ。
さあ、気合入れて、今日も歩こうか〜。
ゴレパニ
この看板をずっと今日は追っていくことになる。
前半は、キツイ上りもあったけど、なだらかな道もあって、村々をお邪魔しながら通っていくんで、楽しかった。
こんな道 基本ずっとずっと上り
こんな棚田も見ながら、歩く、歩く。
なぜ?スニッカーズ?
ネパールでは、これがどこでも売ってて、携帯食になってる。20年前に来た時も同じだったから、すごい歴史よね。普段は、絶対に食べないんだけど、山の中で食べたら、本当にうまい!!しかも腹たまる。トレッキング中は、お昼時間ないときは、これで済ましてた。
村の中も、上っていく。
途中の絶景
ずいぶん上ってきたと思っても、まだ半分。
コース後半は、さらにひたすら階段、階段、階段…と続いて、ゴレパニの入口の門くぐっても、まだ階段と…。エンドレスな階段地獄、いったいいつに着くのという頃、やっと到着。標高2870m また寒い世界にもどってきた。