１つのヨガクラスができるまで

NATURAL LIFE YOGAでは、年間では約５００クラスほどしています。
でも、実際には、その１つのクラスにたどり着くまでの、膨大な積み重ねがあります。



例えば冬のクラスは、お部屋を暖める。
うちでは、手作りのドラム缶の薪ストーブを使います。
薪ストーブをつくる時間
冬の暖房部屋をつくる時間
１つ１つのランプをつくる時間
薪（廃材）を集める時間
薪を割る時間
火を起こし、見守りながら、部屋を温める時間
今日来る人を想いながら、クラスの流れを考える時間
お部屋を掃除する時間
クラス後のお茶を準備する時間
お茶をつくるのに、摘んで、洗って、乾かす時間・・・
数えていくとキリがありませんが、
それらがあって、１つのクラスの準備ができあがります。





そして、クラスに来てくれる生徒さんが、
その人の今までの数々の経験と、選択と、想いと決断と、
タイミングがあって、そこに来てます。
その人が来てくれることで、やっと１つのクラスが始まります。





クラスが始まり、体を動かしたり、声で誘導したり、ポーズを指導したり、
しながら、クラスを組み立てていきます。
「この時期は？、この時間は？、このメンバーは？、今日はどんな流れ？」
当初、頭で組み立ててきたこともしていきますが、
ふっと閃きが浮かんだことをする時もあります。
結構、そのふっとわいて来る感覚を大事にしてます。
毎回として同じクラスはありません。
その場、その時にやること、話す事、感じることも、変わってきますから。
僕が練習してきたこと、学んできたこと、いままで重ねてきたクラス、
そしてクラスで出会った人たちの積み重ねが今日のクラスです。





こうして今いる自分は、過去の積み重ねです。
明日は、今日の積み重ねです。
過去にしてきたことが、今に生かされているなら、
無駄なことは１つもないと言えるかもしれません。
でもそんなこと意識せずにただ時間を過ごしてったら、
無駄な時間を過ごしたと言えるでしょう。
でもそれは自分でもわからないのです・・・
だから迷います
迷うから、また練習をします





今の自分が何をするのか？できるのか？
これからの自分が何をしたいのか？できるのか？
コツコツと
ゆっくりと
悩みながら
休みながら
迷いながら
また１歩すすみたいと願うなら、
今できることを　ただやるだけです
結局、今日という積み重ねしかないのですから。

１つ１つクラスをしながら、ふとそんなことをおもったりもします。